もっと新しい世界

コンサートで印象深かったこと Ⅰ

まずは、池上實先生の芸歴60周年記念演奏会。
宮城道雄の「日蓮」をやるというので、聴いてみたかった。
池上眞吾さんのソロもさることながら、総勢150人の合唱はやはり圧巻でした。
演奏会全体を通して、お筝では帯名久仁子さん、尺八は小湊昭尚さんの演奏が印象深かったです。
小湊さんの尺八には景色を感じました。色が見える気がしたんです。
帯名さんは、独奏はなかったので、音を単独で聴くことはできなかったですが、特に「日蓮」ではその表情や所作から曲そのものがあふれ出ているのがわかるんです。「歌っている」のが伝わってくる。しかも可愛い。

田嶋先生リサイタル。
ここでは田嶋先生の尺八と、帯名久仁子、平田紀子、澤村祐司の3氏のお筝との共演。やっと帯名さんの生音が聴けたわけですが、見事です。人柄を感じます。音に冷たさがないんです。それと、リズムの切れのよさをひしひしと感じました。やはり大好きな人の一人。澤村君もやっぱすごいですね。湘南の春でご一緒してもらいましたが、後で考えると、彼はソリストとしても一本立ちしているけど、とにかくアンサンブルが組みやすいんです。彼からは何の力みも感じないし、こちらを煽ってくる感覚もないんだけど、全体がごく自然にまとまっていく。やはり特別な人なんだと思います。
平田さんについては、前回記載しましたので、略します。

田嶋先生の尺八も素敵だった。
本曲とはまったくかけ離れた世界だけど、やはり聴かせてくれます。
ただ、「竹籟五章」では、演奏前に一章ごとの説明と、尺八の技法の説明を聴いたため、つい耳が技法を追ってしまい、なんだか「楽しむ」のが抜けてしまいました。

錦秋の会のその後

錦秋の会はまたしてもいろんなテーマを残して去っていきました。(;;)
ポピュラーメドレー(といっても2曲ですが)は、「春よ、来い」(荒井由美)と「また君に恋してる」を切ったり張ったり。もっともっと余裕も軽快さも必要です。

このステージ用につくったチュニックはいまひとつ冴えなくて・・・・・。
っていうか演奏会の前から体調を崩し、結局4ヶ月の間、あっちもこっちもどんどん具合が悪くなり、何にも出来ないでいました。

11月に入り、具合の悪いのもやっと終盤を迎えたので、邦楽ジャーナルで見た興味のある演奏会に手当たり次第申し込んでみました。
シーズン全開な感じで、ここんとこなんて4日間連続で外出。

面白いです。いろんなこと考えさせられます。
自分も少なからず関わっている世界なので、純粋に「楽しむ」だけっていう状態にはなれず、聴いているのも体力使うんですが、いい演奏は、ほんと、しびれます。

そんな中で、「ちょっとびっくり」現象が起きました。
平田紀子さんの17絃を聴いていた時の事です。
アンサンブルですから、たとえばⅠ筝が激しくなれば、目もそちらに奪われますが、ある瞬間から17絃の音に自分の体が反応していることに気がついたのです。
表現するのが難しいのですが、どうも「平田紀子ビーム」としか思えない磁力みたいなものに引っ張られるらしく、鳥肌が立つというのではなく、全体毛が楽器のほうを向いてしまう感じなのです。
最初は、風邪でも引いたかなと思っていたのですが、17絃の音が止まると、体毛も元に戻るのです。ピッチカートではそれは起きません。爪で弾き始めると、それに添うように、私の体も反応してしまうんです。
こんな状態になった人っているんでしょうか。もしいたら、これがなんだったのか教えてほしい。

まだまだ申し込んだ演奏会があります。年末いっぱい楽しみます。

梅雨な頃

梅雨の型もさまざまでよくわからないのですが、個人的にも最近は「昨日雨降った」なんてことは即座に忘れてしまうので、大概どっちでもよくなったりして。
てなオオボケな感じで、5 月から今までなにをしていたかについて、発表します。

なんちゃって、ほんとに家にこもりっぱなしで、静かな静かな時間を過ごしていました。というと聞こえはよいが、結局なんにもしていなかった。っちゅうことで・・・・。

お筝はなにもしていませんでしたが、手芸をやっとりました。
昨年購入したブラウスが、着心地がよく、debu系をカバーしてくれるデザインだったので、とても気に入って他の柄を探したのですが。
ないのです。どこにも。売っていないのです。(;;)!?

驚くんでないかい?普通のところで、普通の値段(ウソ。めちゃ安い値段)で買ったから、いわゆる「今はやり」なんだと思っていたんだけど、ないんですねぇ、これが。

困ってしまった犬のおまわりさんは考えました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つ、つ、作る??????????????

それしかないんで。

チャレンジーーーーーーー!

初夏、今日このごろ

湘南の春も終わり、5月半ば頃からいろんな人の演奏会を聴きに行ってました。

あまりにも出不精なので、足、腰、頭の鈍るのが速くなるんじゃないかと怖くなり、「出かける機会を作ろう!」と思い。かといって何にも目的がないのもつまらないから、「そうだ、演奏会を聴きに行こう!」という段取りになったわけです。

ふたを開けると10日間に4つも演奏会があって出かけるのに大忙しな気分。
なんでこんなに日程が集中してるんだろうと思っていたのですが、これがいわゆる「シーズン」ってことなのかぁ!と気づき、自分が本当に出不精だったことを思い知らされる羽目になりました。

記念演奏会やら、定期演奏会やら、ライブものやら、アマからプロまで堪能してきました。
楽しんでもきたけど、勉強になりますねぇ。
プロからもアマからも教えられることばかり。客観的にみてみるって大事ですね。

なんちゃって初夏の日差しの中ぷらぷらしてました。

そんなのどかな日を送ってて思い出しました。
ずっと前の「針仕事」の続きを大公開!

ヴィオラガーデンの刺繍フレーム手芸屋さんで見つけた刺繍キットですが、やってみるとこれが大変。
なんたって細かくて、実際刺して見ると花の数もうんと多く、茎なんてめちゃめちゃ繊細なものもあって。
サンプル写真がついているのですが、微妙にニュアンスが違うんですよ。刺しなおすと糸が毛羽立ってしまうし、勢い超真剣にならざるを得ません。一部あきらめちゃったところも・・・。でも、不出来でも、一針一針刺したことを思うといとおしいものです。
ちっちゃくてわかりにくいかもしれないけど、圧巻は蜜を吸っている蜂さんですよん。

 

針仕事

針仕事、けっこうはまります。
いろいろやってると、止まりません。
って、いくつか出来ました。
となると、お披露目したくなる訳で。

んでもって、これはチャンスなので、過去モンも載せたいなぁなんて目論む訳です。

ということで、はじめに刺し子。

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これはグラデーションの糸を使いました。
6〜7年前にはまってたものですが、柄が印刷されてるさらしが残っていたので、仕上げました。

これで火がついて、こんなんもやりました。

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これは以前に作ったコースターなのですが、無地ってのも寂しいんで、バックシャンの猫を刺し子してみました。

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アップにするとこんな感じ。

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他にも色々あるけど、ご紹介は次回に(^-^)/。