2000年8月11日

チケットをいただいたので、8月3日に「雅びの会」のコンサートに行ってきた。この会は、「作曲者と一緒に演奏しよう」いう企画。

私としては、もっとも嫌いな群舞だったのだが・・・・・
大人数での演奏のメリット、デメリット両方がみられて大変面白い演奏会だった。
結局みんな誰かの門下といった感じだが、嘘か本当か初心者の人もいるとのこと。だとすれば、あそこまでまとめるというのは、プロたちの手腕ということになるわけで。今、私の周りを見ると、みんな何かが違っているんじゃないのかという気がしてくる。
ああいうところに参加したら(演奏会そのものじゃなくて)なんか自分の世界が広がるんじゃないかと思ってしまった。

違うところで違う出会いをしたい。

2000年7月27日

昨日は塚山で練習。
初めての感覚!!

自分の音が全部なにかでつながって聞こえる。
歌声、とか、管楽器、とかのように。
メロディーがぶつ切りじゃない。弾いていて、怖いぐらいつながっている。

今まで何を弾いていたんだろうと思ってしまう。
筝という楽器がいったい何者なんだろうと思う。
何かにいざなわれているような感じ。
なんなんだろうか。

2000年7月14日

12日、オーラJという集団のコンサートを聴きに行ってきた。
プロデュースは三木稔氏。
委嘱初演ものを中心に6曲。
アジアへの展開と銘打って、日本、韓国、中国の作曲者の作品を出した。

すごいレベルだとは思うけど、ちょっと前衛的で、難解なものばかりだった。

ああいうのって、芸術って言われるんだろうな。

2000年7月11日

田嶋門下の発表会終わった。
終わった瞬間に、それまで異常なほど自分が張り詰めていたことに気づいた。
Ⅰ筝だったため、自分ではそんなつもりまったくなかったけど、Ⅱ筝、17絃、尺八を肩にしょってたみたいなのだ。
こんな風に書くと、すごくえらそうだけど、全部のパートにアンテナを伸ばし、全部の音をキャッチしようとすると、私の力、不足している。かなりの負担を背負うことになる。その上で自分が真からリラックスするには、全然修行が足りないのだと思う。ものすごいプレッシャーだったのだと思う。

2000年5月9日

ここのところまた妙な疑問がわいている。
異常に長いスランプもあるのだが、自分のやりたいことを、またしても見失っている気がする。

「私は上手になったと思う。だから評価を受けたい。
人からの評価がなければやっていけない。小さな小さな会の中でウダウダしていたくない。だって私上手なのに」

と思った。すごくまずい状態だ。戦う相手は自分だったはずなのに。
違うことをしてみるべきかもしれない。

だが、一方でもうひとつ気がついている。
私は上手なんじゃない。できることしかやっていないだけ。
それが私のモットーだけど、無理していない。背伸びしていない。
すごく宙ぶらりん。