1996年7月1日

1996年7月1日

「子供のためのラプソディー」を央子に聴かせた。すると第1楽章から第4楽章まで全部に溢れんばかりの印象、感想を言う訳です。
……ああ、この人は旅をしていたんだ。自分自身を見つける為に。色んな国を渡り歩いて来たけれど、ロシアまでたどり着いた時、巡り歩いた国々の思い出が全部蘇ってくる。そして、それら全部が自分自身だと気付く……
子供の頃音楽鑑賞で、感想を言わされたり、書かされたりしても、よく誉められた。
けど、木は木にしか見えないように、曲を聴いても今や央の様に空想できない。勉強し続ければ、技術は多少なり身につくだろう。しかし、央のような湧き出る思いが、今少し足りない気がする。