祝賀会で演奏 アクシデントは突然に・・・・・

1月16日はみなとみらいのロイヤルパークホテルにて、ある会社の50周年記念パーティーで演奏。

基本的にはBGMなのですが、会場が広く、お客様の人数も多いので、マイクをつけていただきました。総勢箏4人に尺八1人という構成。

祝賀会の合間の演奏なので、とにかく時間がタイトです。
返しのモニターがないため、ホテルのスタッフの「聴こえています」という言葉だけが頼りです。終了の合図も直前でくるので、フェイドアウトしようにもできず。緊張の連続。

ウエルカム演奏のあと、セレモニーが執り行われ、会食と同時にあらためてBGM。
予測はしていたけど、自分たちの演奏は自分たちには良く聴こえず。
かすかな音をつかまえて演奏するしかありません。

精神的にかなりハードな状態が続きます。

最終曲に野村正峰作曲の「編曲長唄越後獅子」を用意しました。
尺八のソロから始まり、いい感じです。
そのあと、17絃が混ざります。
17絃の聴かせどころ。
順調です。
前奏終盤の長いグリッサンド。
思い切り爪を当てた途端!!!・・・・・・・・・!!!
親指の爪が飛びました。(;;)

どう考えても親指の爪無しでは演奏は持ちません。

お箏の出るきっかけの音をむりくり3の指で弾いて、爪探し。
立ち立奏をしていたので、17絃の下を覗き、後ろを探し・・・・・見つかりません。

仕方がないので、演奏は箏2面、三弦、尺八に任せ、ステージを降り、後ろに引っ込んで爪入れから違う爪を出し、再びステージへ。
お箏の手と譜面を見比べ、場所を確認し、復帰。
その後は、やはり動揺があり、思い切った演奏も出来ず。

しかし、再度ステージに戻ったとき、17絃の下に爪を発見した時のほうがもっと動揺してた気がします。なんでやねんって感じですよ。

あるんですね~、あんなこと。起きるんですね~、あんなこと。
録音もしていないので、どんな風に聴こえていたかは確認もできませんが。
申し訳ございませんでした。

「ラブストーリーは突然に」って歌があったけど、ホント、「アクシデントも突然に」です。
反省してます。予備の爪持って出ることにします。