コンサートで印象深かったことⅢ

15日に、横浜美術館のレクチャーホールで開かれた、香登みのる「凪の会」を聴きに行ってきました。

まず、平井猛氏の司会が楽しかった。上手い構成で、楽しく、そして深く。時に応じてクイズを出したり。
安心していられるし、舞台の転換の時間が気にならない。
というのも、
全10曲、全部の楽器にマイクを設置。曲によって構成も違うし、人数も違うため毎回セッティングを変える。これは相当な手間なわけです。
宮城野楽器さんのスタッフの人数も多かったし、音響の山家清彦氏もいるんだけど、なんたって構成が6人とか8人とかになれば、そりゃ大変です。
なぜそうしたかはわからないけど、普通のお筝の演奏会的な雰囲気ではありません。なんか、「ライブ」的で面白い。

香登みのるさん作曲のもののほかにエル・クンパンチェロ、ボラーレ、サンバ・ブラジルのようなものがあるなか、帯名久仁子さんと小谷恵子さんによる「乱れ」もあったんだけど、あまりに上手いせいか違和感はありませんでした。

また、謙ちゃん(田嶋謙一氏)もゲスト出演だったのですが、意外にも半分以上の曲に尺八が入っていてびっくり。
本当にいい感じで尺八の音が流れ、気持ちよかった。

かしこまらず、軽快な空気で「楽しい」コンサートでした。