祈詩REN-MEN Vol.4

呼吸は楽になってきたけど、やはりまだどこかぎこちなく。

ピアノで弾くだけではなく、なにかしないと音楽にならない。

なにをすればいいのか。なにが足りないんだろう。

・・・・・前半、「想い」が薄い気がする・・・・・

2006年8月12日
田嶋先生のレッスン日。
今回のレッスンはこれ一度きり。

しょっぱな尺八の音とピッチがそぐわず、止まってしまった。
仕切りなおして、ともかく通しで演奏。

田嶋先生のお言葉

「何も言うことはないです。
教えることはなにもありません。」

ただし! 「前半、想いが薄い」

!!??!! ね?! でしょ!?

喜んでる場合じゃないんだけど、すごい、感動的だった。

・・・・・どうしよ・・・・・

祈詩REN-MEN Vol.3

私の「祈詩REN-MEN」感。

ど頭、瞬間の爆発。
祈り、叫び、嘆き、悲しみ。

想いを込めるため、メリハリをつけたくなる。

そのメリハリはヒステリックだと言われ・・・・。

「叫びたい」というひとつの想い。

それはどうしたらいいんだろう。

いろんなところ、作り直してみた。録音してみると、子供っぽいのはわかった。
また直して・・・
だけど、これって自分なのかなぁという思いも拭い去れず。

でも思った。
もしこれが私の世界ではないとしても、それは「今まで」の私の世界ではないだけで。
今新しい世界を受け入れることは、私の柔軟性を養うことになるのではないか。

私にとっての、この「新しい世界」を存分に受け止めてみよう。

あったかどうかわからない「自分」を捨てて飛び込むべく練習をした。
しだいに新しい世界で呼吸ができるようになっていく。自然になっていく。

耳にきこえている音がすべてじゃない。
客観性を持たなければやっていけないと思う。

祈詩REN-MEN Vol.2

2006年8月9日
手始めに各々譜面を部分的に書き直すところからのスタートになった。

前半のラストのサビが素直に弾けない。尺八の出方を探ってしまうと言ったら、謙ちゃん節が炸裂。

私の描いているのとまったく違う色を言われた。
考えもつかない景色だったし、想いの違いに戸惑った。
とても自信を失った。

謙ちゃん「祈詩REN-MEN」説

前半全体において。

イントロ:湖にポーンと石を投げ、その波紋が見えなくなるころに次の石を投げる感じ。
その後も、トレモロも決して叫ばず、地鳴りのように。
おだやかで静かな情景。

祈詩REN-MEN Vol.1

2006年5月

田嶋先生門下生の発表会で、祈詩REN-MENを弾くことにした。
尺八は田嶋先生のご子息の謙一さん。

この曲は長い年月気になっている曲だったので、このコーナーで演奏までの心の動きを記録しておこうと思う。

楽音会Vol.3

2006年5月19日
楽音会NEO筝講師合格のお知らせがまいりました。

試験の実技は「八段の調」でした。
習っただけで、演奏会で弾いたことは一度もない曲なので不安でしたが、おかげでこの曲に真剣に向き合えた気がします。

受験前一生懸命練習してて、古典って、実は自由奔放なんじゃないかって思いました。
感じるままに弾けばいいんじゃないかって。
古典は、ラプソディーだと思いました。