第6章 才能 自信 オンリーワンということ

1999年6月16日

1999年6月16日

やっぱり、今どこか怖い訳です。
自信がない訳です。
自尊心はいらないけど、自負心。
田嶋先生のところに行って、自分の世界の狭さを感じて。

いつかきっと私だってできるわよ。と傲慢に思う日がくるだろうと、どこかで思っているけど怖いんです。

ベスト!! と思ってたことに「センス」がない場合です。

柔軟さをどこまで持ち続けられるでしょうか。

見えないものを見る。聞えない音を聞く。

1999年6月15日

1999年6月15日

田嶋先生のマンションで「曠野にて」第1回の下合わせ。
クーッ!!
ダメだしの連発を食らいました。
「その音は長すぎる。そこは小学唱歌になっている。・・・・・・」
1音、3小節という瞬間の部分でですよぉ?。凄いです、やはり。
譜にこだわらないで、縛られないで、と何度も言われてしまいました。
たった一曲です。他の門下生の発表会です。
だけど、どんなことも、どうでもいいことは絶対ない訳で。

1999年6月7日

1999年6月7日

先日滝井さん宅で「曠野にて」を合わせた。
最初バラけていた音が、二度、三度やるうちに添ってきて。なにより彼女の気持ちの中で私を受け入れてくれるのがわかる。さんざんご馳走になって。
なにかを吸収しようとしている人の目はいいものです。

1999年6月3日

1999年6月3日

遂にお筝を買いました。苦節(?)27年目。
初めて買った時のようにどきどきしました。くり甲です。
目の前で糸を締めてもらって。1曲弾いてよといわれ、筝の前に座ったら、なんとも糸が太く見えて。ナイロン絃でも張ったのかと思う程。
しかし、弾いて見ると筝に拒絶される。手がはじき返される。
それに反して音はどこまでも伸び、大人の響きを出す。
に圧倒された。
思い描いた音をきっちり出してきているのに、おかしなことにそれに対したじろいでしまう。
翌日、糸は普通の太さに見え、「おまえの思うとおりに弾け」と、声が聞こえる。
へたなことやったら、この子に申し訳ないという気がしてくる。

1999年4月7日

1999年4月7日

1日、矢部氏からの依頼で、彼の職場のお花見で演奏させてもらった。
公園の中だったので、時々突風が吹いて中断したり、譜を押さえてもらったりと、アクシデントはあったけどなんとも楽しく。
通りすがりの人たちが、ずっと聴いててくれたりして、すごく喜んでくれて。
暖かいエネルギーをまたしても沢山頂いて、絶好調のうちにアンコールまでやりました。
4月28日

田嶋先生の演奏会に行ってきました。
中根先生の「星」(筑紫歌都子)は珠玉です。
古曲を大人数でやったけど、難しいなと思いました。
田嶋先生の門下生の発表会に出演のお話がきました。
「曠野にて」の1筝です。