1999年6月3日

1999年6月3日

遂にお筝を買いました。苦節(?)27年目。
初めて買った時のようにどきどきしました。くり甲です。
目の前で糸を締めてもらって。1曲弾いてよといわれ、筝の前に座ったら、なんとも糸が太く見えて。ナイロン絃でも張ったのかと思う程。
しかし、弾いて見ると筝に拒絶される。手がはじき返される。
それに反して音はどこまでも伸び、大人の響きを出す。
に圧倒された。
思い描いた音をきっちり出してきているのに、おかしなことにそれに対したじろいでしまう。
翌日、糸は普通の太さに見え、「おまえの思うとおりに弾け」と、声が聞こえる。
へたなことやったら、この子に申し訳ないという気がしてくる。