2000年7月11日

田嶋門下の発表会終わった。
終わった瞬間に、それまで異常なほど自分が張り詰めていたことに気づいた。
Ⅰ筝だったため、自分ではそんなつもりまったくなかったけど、Ⅱ筝、17絃、尺八を肩にしょってたみたいなのだ。
こんな風に書くと、すごくえらそうだけど、全部のパートにアンテナを伸ばし、全部の音をキャッチしようとすると、私の力、不足している。かなりの負担を背負うことになる。その上で自分が真からリラックスするには、全然修行が足りないのだと思う。ものすごいプレッシャーだったのだと思う。

2000年5月9日

ここのところまた妙な疑問がわいている。
異常に長いスランプもあるのだが、自分のやりたいことを、またしても見失っている気がする。

「私は上手になったと思う。だから評価を受けたい。
人からの評価がなければやっていけない。小さな小さな会の中でウダウダしていたくない。だって私上手なのに」

と思った。すごくまずい状態だ。戦う相手は自分だったはずなのに。
違うことをしてみるべきかもしれない。

だが、一方でもうひとつ気がついている。
私は上手なんじゃない。できることしかやっていないだけ。
それが私のモットーだけど、無理していない。背伸びしていない。
すごく宙ぶらりん。

2000年3月28日

現代邦楽研究所第5回卒業演奏会を聞きに行ってきた。
前衛的で理解しにくいものもあったが、各パートがゆるがず、アンサンブルとして確立しているのは、やはり気持ちよく。
曲の捉え方を洋楽の人から教わっているという。
ちょっと悲しいけど、五線譜で筝を弾いてみたいという思いがあるから、それはいいなと思う。
視野を広げた勉強をしたほうがいいんじゃないだろうか。

2000年2月24日

観梅終わった。

またやってしまった。
単面単管。「紫の幻想」
調絃違い。一の糸。
一生懸命直している間、曲がめちゃくちゃ。
やっと直したら小柱だったため途中で飛んだ。
どうしようもございません。

まったくあがっていないんだけど、そういうことやっちゃってる。
途中でとめられないと思うから必死。

私の全人格および全力を試されている気がした。
客もいなかったからまだしもだけど、そもそもやっちゃいかんミスだ。たるんでる。