2004年5月15日
「クレッセント」。
1回目のとき、なんであんなに緊張したのか、ずっと考えつつ練習していた。
普段トチらないところでトチる。普段どうしようもないところがスッといく。強弱もなにもかも普段と逆になった。だから超焦った。舞い上がった。
1回目のレッスンまでの曲作り。
「相手はプロだから、ここはこんな風に弾くと納得してくれるかな?
この弾き方は素人っぽいかな?
こんな風に弾いたらカッコ悪いかな?」
結果言われたこと。
「楽譜にとらわれない
自分を解放する
弾きにくいなら譜面を書き換える
世界を広く持つ
一音に思いをこめて、思い切って弾く」
なに?これ
ずう~っと考えていて。
わかった。
1回目レッスンに行くまでの私は私じゃなかった。
人のことお構いなしっていうんじゃなく、私らしく弾くことにストップかけていた。
自分の音楽観に自信がなかったんだ。
だれも百点の答案を持って来いなんていっていないのに。
それなのに、私は下手なカンニングしてた。
そこに「私」はいないわけで。
「私」は「どう弾きたいか」
作り直している。