1999年2月26日

1999年2月26日

 まだまだフェスティバルの話は続く訳で・・・・・・。
永子さんとの電話から・・・・・・
あたかも一人の人が全部弾いているのではないかと思える流れがあるという。
私自身、そう思えることがあった。
呼吸が合うなんてのは基本形で、プロなんかみんなあたりまえにやっていることだと思っていたから、大したことじゃないと思っていたが、呼吸以上というか、それ以前のものだと考えたら、やはり普通には出来ないのかもしれない。
同じ絵を描いていなければ絶対に無理なのだ。
あの日、何の無理もなく同じ絵を描けていたから、あがることもなかったし、周りの雑音も気にならなかったのではないんだろうか。
PM6:50 テレビ
 「自分の才能を磨くことです・・・・・・」
 これって・・・・・・・・・
私は自分に才能がないと思っている。それがないから、こつこつと独自の練習を重ねて勝ち取ってきた。そのことがむしろ私の自慢だった。
苦しんでる最中は、才能のなさを嘆いているし、もしあったらなあ、なんて情けないことを考えたりもするけど、だからこそ頑張んなくっちゃって思うことができるから、それはそれで幸せだった。
だけど、頑張れることも才能だとしたら・・・・・・
頑張るべき理想を発見することも才能だとしたら・・・・・・
少し思い違いなり、自分への過小評価のし過ぎなり、あったとしたら、それは美しくない訳で。
自意識の持ち方、自分を見つめる角度、少し変えてもいいのではないかと。
なんか、少し自信を持ってもいいのではないかと。