1998年5月28日

1998年5月28日

17絃、暇に任せて、ありったけの譜面を出して練習してました。火の鳥、気合入ります。
ずっとやってたら、どうにも柱が動いて仕方ない。
女史に相談したら、17絃は筝に比べて柱は動きやすいとのこと。しかも糸が太い分ズレる幅も広いのだそうで、1センチ、2センチ平気で動くもんだと。
1曲弾いていていっさい柱の位置を直さないなんてことはありえないそうで。
また、糸の振幅の一番高いところでタイミングよく爪をあてること。
火の鳥では振動している間に同じ糸は弾かないので、これが必要になる日が待ち遠しいです。

この間練習してたら、ほんの一部の糸なんだけど、それまで惑わされていた糸の振れが止まって見えた。
合宿の時に「太く見えた糸」を思い出して、感動しています。
それにしても、腕、指、肩、みんな痛いです。
必死こいています。

17絃をガンガン弾くと、一発で大汗かいています。
そのあとお筝を弾くと、もう触るだけでいい。
筋肉つきそうです。
日記をひっくり返してみると、私の転機となった最大のきっかけは、やはり昨年5月の合宿ですね。
頭の中真っ白になって真空状態になったこと。
そしてそのあと今年の観梅。逃げ隠れできない究極の状態に置かれたこと。
意識していないのに意識が変わってしまった。
やっぱ、とことん泣かなきゃだめです。