1997年8月18日

1997年8月18日

6、7月はなんだかんだと忙しく、お筝と静かに向き合える時間がなく過ぎていった気がする。
本日午前中、しばらくぶりでゆっくり弾けた。
台北の「雪月花」がなかなか仕上がらない。

練習の時、手ならしも兼ねて「じょんがら」を必ず弾くようにしている。6連符のところ、爪を立て気味にすると音が鮮明になるようだ。手を寝かせて弾くだけではとても出来ないんだとわかった。
「今頃・・・」という気持ちもあるが、いろんな曲を弾いているうちに出てくる「自分のコツ」なのではないだろうか。やはり、それをつかむために私はひとりで自分を見つめるほうが性に合ってる気がする。
他の人の演奏やら、音から得るものは、勿論たくさんあるけど、自分の体が反応しない限り自分のものとして身につかない。