1997年7月30日

1997年7月30日

21日は田嶋先生門下生の発表会。
緊張するかなと心配してたんだけど、衣装を着て、女史が貸してくれたイヤリングを付けたら、なんか心の中でクイっと頭をもたげた自分が生まれた。
久しぶり、しかも見知らぬステージに立ったときには田嶋先生すら、私の意識の中から消えた。
他の、お筝の大先生たちに至っては、考えの中にさえなくなっていた。
不特定多数の「誰か達」に「さあ、聴いて」って。
またひとつ、大きくなにかがはじけた気がする。
いろんな「現実」と隔たりができた。