1997年6月19日

1997年6月19日

「五段砧」の解釈を本で調べてもらった。
歌の部分は、花になぞらえて遊女の名前を歌っているのだそうだ。手は本手が「砧」で、替手は「秋」を表しているという。
ここんとこ練習しているうちに好きにはなってきてたんだけど、飽きてしまう個所やら、どうしてこういう展開なのかわからないところがいくつかあった。
でも解説を聞いて、色んな情景が頭に浮かんだら、全ての音に意味があることが納得できた。
聞く耳のある人達は、解説なんて読まなくても感じることができるんだろうな。
 
####音にそれぞれ意味があると思ったら、手が軽くなりました。意味をもって弾こうとすると、トチらない。譜面の先を見られるから、弾くのにも余裕ができる。
譜面を記号として追うのと、意味を理解して弾くという心の中のことなのに、技術的にすごく楽になるのです。
余分な力は、いらなくなる。不思議ですが、譜に追いかけられるのではなく、譜を追っていける。####