1997年2月12日
1997年2月12日
先日女史と電話で話していて、小さい音でも鮮明であれば、ちゃんと聴こえるんだねって話をしたら、中根先生が、
****どんなに小さな音でも、芯のある音は会場の隅まで聞こえるし、大きな音でも芯がないものは通らない****
といっていたと言う。ああ、それなんだなと思った。
一つ一つ気づいていくのは時間もかかるし、とにかくパワーがないと。焦りを覚える。
先のことなんて考えても仕方ないけど、死ぬまでにどこまで前へ進めるんだろう。諦めることだけはしたくないけど、”なんぼのもん”になれるんだろう。
”できるオンナ”になりたいナ。
矢部氏も田嶋先生のところへ通い始めてるらしい。
女史とか中根先生とかもそうだし、そんなん、距離が縮むわけないじゃん。勿論、だからこそ私は勉強になるんだけど、切ないよな。
「飛騨によせる三つのバラード」とか聴くと、メチャ大人って感じで、とてもとても近づくことすらできない。私なんかが、今いる位置の果てしない低さを感じる。
なんかこう、スラスラというか、スイスイというか、画期的に出来る様にならんもんかなあ。
いつか見たUFOにお願いしときゃよかったよ。
今日練習だっちゅうのに、落ち込むよ。熱もあるしさ。
1997年2月12日 :箏日記↓, 第4章「お筝がくれたお免状」