1996年12月2日
1996年12月2日
紅葉、終わりました。
結局錦秋は女史に言われたとおりにすることと、もう一つどうにも間に合わないところ、一音だけ左手を入れることにしましたが、裏で練習していたら、女史がそれでいいよと声をかけてくれて、かなり緊張が解けました。
本番は一、二箇所トチリかけたけど、震えることもなく、自分の思い通りに弾けました。評価はまた別のこととして。
ソロのところもすごく心配だったけど、全然上がっていないんです。本番当日まで、ずっと「一筝」のプレッシャーがかかってたけど、相方にまるっきり心配がないので、のびのび弾けて、すごく気持ちよかった。
ソロの間をたっぷり、焦らずに取れたのがなにより嬉しい。みんなが待っていると思うと、つい走り勝ちなんだけど、この音はこの余韻まで残したいと思っているところを、私なりにではあるけど、きちんと残せたと思う。
1996年12月2日 :箏日記↓, 第4章「お筝がくれたお免状」