1996年7月24日

1996年7月24日

 ここんとこ、梅雨が舞い戻ってきています。
「海の青さに」まだ出来ません。なんと「まだ」なんですよ。どうします?
NHKのオーケストラの人たちはどんな曲も譜面をもらって3日目にはステージで演奏するそうです。
N響じゃないんだし、プロじゃないんだし、と言い訳がましく思っているけど、情けないです。
画期的に上手くなって見たいよ。
すくい爪が汚い。糸違いをしてしまいます。
指の角度が不安定なんだというのはわかります。糸に負けてるんだろうと思う。
腕がフラフラで字も思うように書けてません。歯はずっと浮いたままで、硬いものが噛めません。漢字も出てきません。このごろ本も読んでません・・・・・・関係ないけど。
爪を換えて見たり、座り方を変えてみたり、あれこれやってみるんですけど、やっぱりそれもいい訳ですよね。
なんか物凄いヒントがあって、その通り弾くと全然楽勝だったりするのかなあ。んな訳ないか。ないわな。
最初の頃、力がほとんど要らない分楽だと思ってたけどとんでもない話で、テープのスピードで弾こうと思うと、腕と言い、手首と言い、指先と言い、すんごい力がいるんです。
大きい音を出すためじゃなくて、ただ正確な音を出すためだけで。フォルテシモは簡単。難しいのはピアニシモ。です。要するに全ての姿勢のキープのためのパワーが必要なんです。このパワーがなければスピードは絶対出せないんですね。

****私は考えない
   考えることが出来るが故に****

そうなんです。考えてるようじゃだめなんですよ。
ついでに思い出したものを書いておきますね。

  おお季節よ城よ
   無傷な魂がどこにある    ベルレーヌ

  夢醒めて うつつの花の凄まじさ
   なにに流せし涙なりけむ   棟方志功

  花に酔う
   ことも許さぬ もの想う   夏目漱石