1996年7月4日

1996年7月4日

三村氏が定期演奏会のときのテープをくれました。
自分のアラが良く見える。ところどころ、ちょっといい音出せてるところもあるんだけど、全体に音に余裕がなくて、山谷さんの言うところの音が「立って」いないんです。一拍なり、ワンフレーズなりをたっぷり弾けていないんですよね。曲が痩せ細ってて。
小田女史の音は、エコーでも掛かってるかと思うほどスーっと遠くへこだましていきます。
錦秋をやってて再確認したんだけど、指がへなへなしてて、特に人差し指が型を決めていられないんですワ。だからここぞと言う時音色の大きさというか、強弱が違って聞こえて、意味が変わってしまうんですよ。
それと、すくい爪を勘違いしているみたいで、プロのテープとは違って、超ダサイ。
自分ではすごく丁寧に弾いていたつもりでもプツプツ切れて聞こえたり。強弱もつけた積もりなのに、メリハリがあまりない。実際弾いている時はすごく速くなっちゃたかなと思っててもテープで聴くとそうでもなかったり。
トレモロで音が移動する時の繋ぎが目立ってしまう。そんなこと、あんなこと、うまくやれる人はやれる。なんとかしなきゃ。