祈詩REN-MEN Vol.6

2006年8月27日

終わっちゃいました。

始まる直前、田嶋先生から「音響のいい会場だから、尺八は大きな音はいらない」という指示が出た。
でも謙ちゃん「普通にやりましょ」って。

あとでMDを聞くと、たしかに尺八の音の通りはものすごく、田嶋先生の言ったことが正解だったのはわかるが、謙ちゃんの全身全霊のパワーは、私にとって、とてもありがたく。
演奏中震えが一度も止まらなかった。それなのに汗はかいていなかった。
強弱やアクセントなど、理屈じゃなく感じたままに弾いていた。その結果、尺八と同じ色になっていたように思う。正解はないけれど、謙ちゃんが合わせてくれたからだ、とだけでは片付けられない一体感を感じた。