薄れていく壁、山、嵐

悩んで悩んで。自分の演奏に対し自信も持てず。怖くて。でも、約束した舞台だけは、やり通さねばと自分を戒めていました。
2010年12月:三弦での演奏会
2010年12月:老人ホームのクリスマス
2011年3月:観梅会
2011年4月:湘南の春

苦しかったです。約束は守っているけど、「楽しく」とか「張り切って」みたいなわけではなくて、ひたすら、ちゃんと弾こう。間違えないように弾こう。今後お筝を弾かなくなるとしたら、最後は恥ずかしくないように演奏しよう。と、そればかり考えていました。

湘南の春の時、謙一君に「今日は元気なかったね。」といわれたので、悩んでいるんだと話したら、「そういう段階に入ったんだよ。そんなときは、『お筝を弾きたくないんじゃない。弾いてはいけないんだ』と思ったほうがいい」と言われました。弾いちゃいけなくても、どうしても弾きたいと思うまでは、楽器に触らないでいたほうがいいって。
「半年も悩んでんだよね」と言ったら、「軽い軽い。まだまだ」って。

なんか、気が楽になりました。