東京江戸博物館 10年後の私へ

先日、東京江戸博物館に行ってきました。

なんとなく行ったわけではありません。
「私」への手紙を受け取るためです。

10年前に義母が脳内出血で倒れ、リハビリ後、横浜に引き取りました。
その義母を連れて、博物館の見物に行ったところ、イベントが行われていたのです。

それは、10年後の自分への手紙を書きませんか?というもの。

今はその企画はなくなってしまったそうですが、すでに書いた人のものは受け取れることになっていて、今年の10月1日で期限が切れてしまうため、その受け取りに。

たった10年。「書いたことは覚えてるワ」と思いつつ行ったのですが・・・・・。
ホント、驚くんでないか? 忘れてました・・・・・。

読んで、一番ショックだったのは
「おことに悩み続けていますか? 少しは上手になっていますか?」と書いてあったこと。

10年前、なにがあったんだろうと思って、この日記を読み返してみました。

悩んでいました。きちんと。真剣に。
そういう時ってそういうもんかもしれないけど、追い討ちをかけるように同時期にいろんなアクシデントが起きていました。
母の死から始まって、義母の脳内出血、夫の発病。私の発病、兄の発病及び死、

今思えば、悪夢のような数年が続いています。

私としては、「まだおことを続けていますか?」と書いたんじゃないかと思っていたのですが、プライベートも、おことも、半端じゃない時期を過ごしていました。

今は、あのころにあった余分な悩みはあまりないのですが、逆にあのころのようにお筝についてきちんと悩んでいない感じがします。
「なにかが見えてきた」部分もあると思うけど、どこかに少し「あきらめ」があるんじゃないかなぁ。

ちょっと複雑な気分です。