晴れていく雲、差し込む光Vol.2

1回目のレッスンのあと、練習しながらいろんなことを考えていました。

月謝袋まで送ってくれていたのに、こちらがその気になるまで半年以上かかってしまった理由。
答えを人に教えてもらうのはずるいんじゃないかって言う考え。
どっちにしろ素人なんだから、答え探しをしている時間こそが趣味の時間だと思ってきたんです。
いろんな会に所属する気がなかったのも、一人遊びでいいと思っていたからで。
でもその反面、私がしゃべる、「リズムのこと」、「音程のこと」、「間のこと」。
聞いている周囲の人にいつも「すごいねぇ」って言われてしまって、フラストレーションが溜まっていました。
それは、「基本の基」だと納得してくれる人がほとんどいなかった。

もちろん田嶋先生や謙一君はそれを理解しているから私の足りないところをどんどん注意してくれるけど、お筝をやっている人で理解してくれる人を心のどこかで求めていたのかもしれないんですよね。
そう思ってきたというよりは、利根君のレッスンを受けて気がついたんだと思います。
やっとやっと巡り合えた、みたいな。
素直な気持ちで聞けたのは、利根君の言葉だったからかもしれません。

本当に幸せだと思いました。

そして2回目のレッスン。
もちろん1回目以上に厳しく。私に弾かせながらその場で一音ごとに注意が飛びます。ついに、私の手がもつれにもつれ、二人で大笑いでした。
楽しかった。わくわくしました。何かが出来そうな気がしました。

「三弦も基本からやってみましょう」って。

嬉しくて飛び上がりそうでした。

8月のレッスン日も決まりました。楽しみで仕方ありません!