演奏会

またしても、終了した湘南の春2015

本当に怠け気味です。
湘南の春、終わってしまいました。

みんな良い演奏でした。(今更・・・・・)

お客様、もう少しはいってはほしかったな・・・・・。
って、ここで前触れもしなかったので、責任も感じます。

第23回湘南の春チラシ

第23回湘南の春

私たちは「遥かなるアスガルトへ」という江戸信吾さんの曲でした。
リズムが各パートで複雑に入り組んでて、それをぴったり合わせる練習が結構厳しかったです。速度調整をしながら生理的には納得いくように工夫を重ねました。
当日、リハーサルでは会場の残響にまどわされ、ズレてるんじゃないかとみんなひやひやでしたが、リハを録音してくれた人がいたので、楽屋で確認作業にいそしみました。
お客様が入ると、残響を吸い取ってくれるので、相当楽になるのですが・・・

今回のゲストは澤村祐司さんと、阪元沙有里さん。
尺八本曲と田嶋先生と謙一さんによる「流転」以外、全曲加わっていただいています。2部では「石橋」。私たちにとっては良い勉強になるけど、すごいハードです。

さて。本番、音の返りはいまひとつで、客席にどれだけ届いているのか不安はありましたが、演奏している側は、大きなズレもなく、自分たちなりにつけた強弱もそうそう不具合もなかったかと思います。

だがしかし。ノートパソコンで録音を聴いてみると17絃(私です)が聴こえない。
理由はいろいろある。(願わくば、ノートパソコンのせいであってほしいが)
一番は、私の力量のなさ。・・・・・なんだけど、それをカバーする手段はなかったもんだろうか。
例えば、17絃の前を物理的に開く。とか、前に出る。とか。
17絃を二人にするとか。(・・・・これが一番難しい手段。今回の人数だって、やっと揃ったんだし。)
リハのとき、もうちょっとバランスを聴いてもらえたらよかったな。反省です。

演奏会が終了すると同時に来年のことを考えています。一番頭を悩ますのは、やはりメンバーの人数。趣旨を納得してもらって、一緒に楽しんでくれる人。常時募集したい。私が主宰なわけじゃないけど、参加してくれる人が増えるとうれしいです。

おうちライブ終了

3月1日のおうちライブ、盛況のうちに無事終了いたしました。

30名を越えるお客様。開場前からどんどんお集まりくださり、受付もてんやわんや。
都合5度目のおうちライブではありますが、開場から開演までの30分の勝負だし、なんせ普通の家ですから、やはり始まりはてんてこ舞いになります。

定刻14時にライブ開始。
謙一さんの軽妙なおしゃべりに会場の空気もぐっとやわらかくなり、いい感じのスタートです。
曲の解説は澤村さんが担当。二人の愉快なやり取りにお客様も大いに笑い、とてもあたたかい雰囲気で進行して行きました。

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客席との距離の異常なほどの近さは、演奏者にとって決して楽なものではありません。
まして古典となるとなおさらだったのではないかと思います。
そんな中、最後の大曲「残月」まで無事演奏し終えました。

 

ライブ後のパーティーは、近距離緊張から解放された二人の思いも手伝ってか、かなり速いペースで盛り上がり始めました。
極めつけはサプライズで用意した超ビッグサイズのバースデイケーキ。
実は、当日が澤村祐司さんの誕生日だったんです。
ケーキの大きさに、盛り上がりも絶頂に達しました。

スタッフとしては、ほんとのてんてこ舞いなのですが、今回手伝ってくれたお友達がびっくりするぐらい手際が良く、私は仕事半分で済んでしまった感じです。
感謝感謝。

 

 

おうちライブ! やります

来る3月1日、田嶋謙一さんが、おうちライブ第3回目を開催します。

今回は、お筝の澤村祐司さんと一緒です。

古典曲に特化して、しっとりと・・・(?)だけで終わるかはわかりませんが、邦楽にたずさわる人ならば、深く習得したいと思う曲をそろえてきました。

澤村さんの個性豊かな、説得力のある演奏も大いに楽しみです。

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心癒す「ゆる人ライブ」

私個人の近況としては、結構忙しかったです。
暮れもぎりぎりまで用事があり、そんな中で急に歯が痛くなったりして・・・・。
年末っちゅうのは、体の免疫力が弱るんだそうです。
「年末」というくくりもよくわからないのですが、ま、冬(?)っていうのと、年末のなんとなく気ぜわしさとか、そんなことが重なって体力を消耗するってことなのかな。
結果、歯茎が弱って炎症を起こしてしまったわけです。
それこそ年末の忙しさにかまけて医者に行かず年越しをし、年始の診察開始日が8日からという気の遠くなるような時間、痛みと戦う羽目になりました。
その痛みで、お正月のおせちもなんだか味気なく、かなしい年明けでした。

そんな中(って、どんな中よ)、1月12日は、かねてから予約していた「ゆる人ライブ」。 会場は高円寺のスタジオK。

純粋に邦楽器の演奏会なんだけど、でも全然違う。
コントあり、歌(なんか変などうしようもない、くだらない、おかしい)あり、綿々と続く壮大な物語あり。ニュースあり。それらがテレビ中継されているといった形式。

合間合間に入る(合間でよいのか?)演奏はきわめてレベルの高いもの。
すべてが、更にレベル及びパワーアップしていました。
本当に真剣に笑うしかありません。
あの2時間は、ある意味夢のようでした。

しばらくは、家でニュースが流れても、「ん?、ゆる茶のコマーシャル入る?」とか思ったりして。素の自分に戻るのに時間がかかりました。
・・・・・癒されます。絶対。・・・・・

 

 

 

田嶋謙一 初リサイタル

去る10月20日、謙一君の初リサイタルが渋谷にある伝承ホールにて、行われました。

リサイタル前にいろいろ書きたかったのですが、パソコンにちょっと不具合があって、とうとう書けませんでした。

というわけで、当日。ゲストに深海さとみ先生と高畠一郎先生を迎え、文化庁の芸術祭参加のリサイタル。

ほとんど満席の盛況ぶりで、熱い演奏会となりました。

私は裏方のお手伝いをしていたので、本番は袖で聴く状況でした。

袖というのは舞台と一番近い距離になるわけで、そうなると、演奏者の熱さとか、緊迫感がじかに伝わってきます。
魂を吸い取られるような緊張が私にまで走りました。

謙一君の迫力も普段から感じていましたが、ゲストのお二人の迫力はそれ以上のもので、おのずと聴くほうも熱くなってくるわけです。

客席とはまたひとあじ違う感動を味わいました。
貴重な経験でした。