吉崎克彦リサイタルを聴いて

さてさて12月7日は吉崎克彦氏のリサイタル。
そこに日吉章吾君がゲスト出演。
これは聴きにいかにゃぁと、日吉君にチケット送ってもらっていざ銀座へ。

新曲もあるというので、いろんな「もしも」という気持ちも手伝ってワキワキ。
しかし、「もしも」は一瞬にして「無し」と相成りました。

解説します。
「もしも」=私が弾けそうなら
「無し」=絶対無理

ま、そこからは単純に視聴者に浸れるので、むしろ気楽におおいに楽しみました。

全体的に感じたのは、吉崎さんの音の強さですね。メリハリをつけ、当然ハリのところで強調されるわけですが、かなり激しく強く。もちろん相方の富島順子さんの三弦なりお筝なりもそれに呼応するわけで、曲の印象がとても強くなります。
「表現力」ということなんだと思います。

ゲストの一人、中井智弥君も初めて見ましたが、チョーかっこいい。

途中のインタビューで、「吉崎さんは、自由に弾かせてくれました」って言ってたとおり、吉崎さんと富島さんとのデュオと、中井君、日吉君が入ったときの演奏では、空気や色がまた違うものになっていたと思います。色が増えますので、雰囲気も違うスタンスが加わるような。
日吉君も、「よいろ」の時とも「男で地唄」の時とも「ゆる人」の時ともまったく違う雰囲気でした。そのひとあじ違うかっこよさに、つい見とれてしまいました。

たっぷり目の保養と耳の保養をしてまいりました。