利根英法君追悼演奏会を聴いて

昨日は、高円寺にあるスタジオKで、利根君の追悼演奏会を聴きに行ってきました。

進行の芦垣さん(芦垣皋盟氏)が「湿っぽくせず、明るく」とおっしゃるけど、やはりいろんな気持ちになりました。

利根君に最も近い位置にいた人たちの演奏会だからか、そして彼らの「思い」があるからか、演奏の音を聴きながら、また演奏するみんなを見ながら、昨日ほど利根君を思い浮かべた日はないなと思います。

特に「吼噦」は、以前利根君の演奏を聴いているので、目の前で石田真奈美さんが演奏しているのはわかってるんだけど、耳は利根君の音を追ってしまう。
「春の夜」も利根君の好きな曲だったと聞くと、利根君ならどう弾いたかなと、つい影を探してしまうんですね。

「残月」ではついに涙が出ました。

出演者はみんな本当に上手な方々ですが、そのための感動とはもひとつ違うと思います。

彼らの「思い」なんですね。

とても良い演奏会でした。