よいろの会を聴いて

10月2日、渋谷の伝承ホール。

2回目のコンサートです。

日吉君と澤村君はお友達なので、特に聴き入ってしまうのですが、圧巻でした。
前回も素晴らしかったのですが、確実に厚みを増していました。

日吉君のお筝。切れのいい弾きかたが気持ちよくて、とても惹かれました。
唄も透明感がありながら、良く通る気持ちのよい声。
声は、持って生まれたものですから、これはかないませんね。

澤村君の「さくら変奏曲」の2筝。見事なまでのアンサンブル。
1筝の日吉君が、たぶん完璧自由に羽ばたけていたんじゃないかと想像しています。
澤村君もやはり唄でこちらの心を引っ張ってくれました。
「磯千鳥」の後唄では、本当に泣かせてくれるのです。

彼らは今後、どれほどに大きくなっていくんでしょうか。
邦楽に、真摯に向き合う若者たちです。
頼もしいです。