1999年6月15日

1999年6月15日

田嶋先生のマンションで「曠野にて」第1回の下合わせ。
クーッ!!
ダメだしの連発を食らいました。
「その音は長すぎる。そこは小学唱歌になっている。・・・・・・」
1音、3小節という瞬間の部分でですよぉ?。凄いです、やはり。
譜にこだわらないで、縛られないで、と何度も言われてしまいました。
たった一曲です。他の門下生の発表会です。
だけど、どんなことも、どうでもいいことは絶対ない訳で。

1999年6月7日

1999年6月7日

先日滝井さん宅で「曠野にて」を合わせた。
最初バラけていた音が、二度、三度やるうちに添ってきて。なにより彼女の気持ちの中で私を受け入れてくれるのがわかる。さんざんご馳走になって。
なにかを吸収しようとしている人の目はいいものです。

1999年6月3日

1999年6月3日

遂にお筝を買いました。苦節(?)27年目。
初めて買った時のようにどきどきしました。くり甲です。
目の前で糸を締めてもらって。1曲弾いてよといわれ、筝の前に座ったら、なんとも糸が太く見えて。ナイロン絃でも張ったのかと思う程。
しかし、弾いて見ると筝に拒絶される。手がはじき返される。
それに反して音はどこまでも伸び、大人の響きを出す。
に圧倒された。
思い描いた音をきっちり出してきているのに、おかしなことにそれに対したじろいでしまう。
翌日、糸は普通の太さに見え、「おまえの思うとおりに弾け」と、声が聞こえる。
へたなことやったら、この子に申し訳ないという気がしてくる。

1999年4月7日

1999年4月7日

1日、矢部氏からの依頼で、彼の職場のお花見で演奏させてもらった。
公園の中だったので、時々突風が吹いて中断したり、譜を押さえてもらったりと、アクシデントはあったけどなんとも楽しく。
通りすがりの人たちが、ずっと聴いててくれたりして、すごく喜んでくれて。
暖かいエネルギーをまたしても沢山頂いて、絶好調のうちにアンコールまでやりました。
4月28日

田嶋先生の演奏会に行ってきました。
中根先生の「星」(筑紫歌都子)は珠玉です。
古曲を大人数でやったけど、難しいなと思いました。
田嶋先生の門下生の発表会に出演のお話がきました。
「曠野にて」の1筝です。

1999年3月4日

1999年3月4日

2月27日は観梅でした。
飛鳥の夢(宮城)17絃
訪れ(栗林秀明)
うわさの二人(宮田耕八朗)の3曲。
暇でした。「訪れ」と「うわさの二人」、ハチャメチャ。揃わないことこの上なしで。
「飛鳥・・」は筝4人尺八3人いるので、やっぱり気が楽です。良くないことだけど。
2巡したので、「訪れ」をもう一回やれた。
午後2時頃で、暖かく、梅もよく咲いていて人出も多くなって。
舞台に座った瞬間二人の間が通電された気がした。やっと思い通りに弾けた。
どんなピアニッシモも、ハーモニー完璧。
客がいるとこうも違うのかと驚いたけど、見ている人から莫大なエネルギーを貰うんだと思う。そうなれば、気持ちいいわけですよ。