1997年10月16日
1997年10月16日
9月29日からひきはじめた風邪。11日に大きくぶり返して、筋肉が全部痛み、一日中寝込んで本日に至るまで、まだ直りきっておらず。ひどい目にあっております。
今のところ、何も生まれておりません。
9日は田嶋先生のリサイタルでした。
田嶋先生の音色は飽くまで透明で美しく、優しいものでした。
鳥肌が立つほど柔らかく響く音はやはり芸術品だと思うし、なにしろ一曲終わる毎に先生の楽しそうな笑顔はすばらしいものでした。
個人的にはもっと泥臭い音の方が好きだけど、洗練された音はやはり文句なく。
雪月花は音にゆとりが出てきません。すごく汚い音で。
苦しんでおります。
結局風邪なんかが何かを持って行ってもくれないし、何も生み出してもくれないってことだけはわかりました。収穫、シュウカク。
もう、これは努力あるのみで。いいんですよ、いつものとおり、必死こいてやってればそれだけでサ。などと、ふてくされつつ。
しかし、ホント雪月花は気を抜いたが最後、そこから修正は出来ません。
1997年10月16日 :箏日記↓, 第5章 飛躍、挑戦、そして新たな不安「雪月花によせて・火の鳥」