コンサートで印象深かったこと Ⅱ 

ついに、[筝]ふたりのマエストロ「変絃自在」コンサートを聴きに行ってきました。

初めは、事の重要性というのをほとんど感じないまま、「筝弾き男子軍団」に惹かれ、澤村君に惹かれ、次回湘南の春でご一緒する日吉章吾氏に惹かれて行くことにしたのですが・・・・・・

二人のマエストロに圧倒され、呆然とし、抜け殻のようになってしまい、なにひとつ感想なんて思い浮かばず・・・・・

いまだ言葉になりません。

この感覚は、行けばわかります。みなさま、どうぞおでかけください。

ただ、この「変絃自在」コンサートで「筝弾き男子軍団」というのは東京限定の企画だそうで、超ラッキーでした。
まったく面識はないけれど、私が初めてお筝を習った先生の流派の家元のお孫さん(ぐらいの関係かな)なので、なんとなく気にしている、市川慎君も見れたし、この間池上先生の演奏会で、澤村君と一緒に「石橋」のお筝を弾いていた村澤丈児君、深海さとみ先生のご子息で、2回目の「おうちライブ」で裏方を快く引き受けてくれた、たっくんこと吉川卓見君、なんの違和感もなくお筝を演奏している外国人の男の子、総勢17名の男子が、魔法使いのような二人のマエストロの後ろを囲み、ザッザッザッザーーーーーザッみたいに演奏する姿のかっこいいことったら!。
ジュル~~ってぐらいかっこいいですよ。

なんたってお客様の数も半端なく、終わってロビーに出たって人、人、人でごった返し、出演者とは会うことも出来ず。
だがしかし、平田紀子さんとは、ばったり系の会い方をし、(先日別の演奏会でも平田さんと、これもロビーでばったり系)なんか運命的な感動をし、邦楽ジャーナルの田中編集長は出口付近でお見送りをしていたので、ばったり系ではないけれど、ご挨拶でき、あげく、帰り道で深海先生と平田さんがばったり系の出会い方をし、平田さんが私を深海先生に紹介してくれたので、たっくんに手伝ってもらったお礼が言えて。って考えたら、なんと充実した日だったんだろうと感激します。

そんなこんなで、演奏会ツアーも中盤に入ります。次のを見たらまた書きます。

コンサートで印象深かったこと Ⅰ

まずは、池上實先生の芸歴60周年記念演奏会。
宮城道雄の「日蓮」をやるというので、聴いてみたかった。
池上眞吾さんのソロもさることながら、総勢150人の合唱はやはり圧巻でした。
演奏会全体を通して、お筝では帯名久仁子さん、尺八は小湊昭尚さんの演奏が印象深かったです。
小湊さんの尺八には景色を感じました。色が見える気がしたんです。
帯名さんは、独奏はなかったので、音を単独で聴くことはできなかったですが、特に「日蓮」ではその表情や所作から曲そのものがあふれ出ているのがわかるんです。「歌っている」のが伝わってくる。しかも可愛い。

田嶋先生リサイタル。
ここでは田嶋先生の尺八と、帯名久仁子、平田紀子、澤村祐司の3氏のお筝との共演。やっと帯名さんの生音が聴けたわけですが、見事です。人柄を感じます。音に冷たさがないんです。それと、リズムの切れのよさをひしひしと感じました。やはり大好きな人の一人。澤村君もやっぱすごいですね。湘南の春でご一緒してもらいましたが、後で考えると、彼はソリストとしても一本立ちしているけど、とにかくアンサンブルが組みやすいんです。彼からは何の力みも感じないし、こちらを煽ってくる感覚もないんだけど、全体がごく自然にまとまっていく。やはり特別な人なんだと思います。
平田さんについては、前回記載しましたので、略します。

田嶋先生の尺八も素敵だった。
本曲とはまったくかけ離れた世界だけど、やはり聴かせてくれます。
ただ、「竹籟五章」では、演奏前に一章ごとの説明と、尺八の技法の説明を聴いたため、つい耳が技法を追ってしまい、なんだか「楽しむ」のが抜けてしまいました。

錦秋の会のその後

錦秋の会はまたしてもいろんなテーマを残して去っていきました。(;;)
ポピュラーメドレー(といっても2曲ですが)は、「春よ、来い」(荒井由美)と「また君に恋してる」を切ったり張ったり。もっともっと余裕も軽快さも必要です。

このステージ用につくったチュニックはいまひとつ冴えなくて・・・・・。
っていうか演奏会の前から体調を崩し、結局4ヶ月の間、あっちもこっちもどんどん具合が悪くなり、何にも出来ないでいました。

11月に入り、具合の悪いのもやっと終盤を迎えたので、邦楽ジャーナルで見た興味のある演奏会に手当たり次第申し込んでみました。
シーズン全開な感じで、ここんとこなんて4日間連続で外出。

面白いです。いろんなこと考えさせられます。
自分も少なからず関わっている世界なので、純粋に「楽しむ」だけっていう状態にはなれず、聴いているのも体力使うんですが、いい演奏は、ほんと、しびれます。

そんな中で、「ちょっとびっくり」現象が起きました。
平田紀子さんの17絃を聴いていた時の事です。
アンサンブルですから、たとえばⅠ筝が激しくなれば、目もそちらに奪われますが、ある瞬間から17絃の音に自分の体が反応していることに気がついたのです。
表現するのが難しいのですが、どうも「平田紀子ビーム」としか思えない磁力みたいなものに引っ張られるらしく、鳥肌が立つというのではなく、全体毛が楽器のほうを向いてしまう感じなのです。
最初は、風邪でも引いたかなと思っていたのですが、17絃の音が止まると、体毛も元に戻るのです。ピッチカートではそれは起きません。爪で弾き始めると、それに添うように、私の体も反応してしまうんです。
こんな状態になった人っているんでしょうか。もしいたら、これがなんだったのか教えてほしい。

まだまだ申し込んだ演奏会があります。年末いっぱい楽しみます。

今年もいよいよ錦秋の会迫る!

錦秋の会、9月15日、逗子文化プラザにおいて開催されます。

田嶋先生との最初の出会いは、この錦秋の会(旧門下生発表会)でした。
15年前の春です。
いつのまに15年も経ってしまったんでしょう。驚いてしまいます。
どこかは、なにかは、少しでも進歩してるんですかねぇ。
今年出した曲は私としても少し懐かしい曲ですが、「海のアラベスク(水野利彦)」。今回は一部手を変えて、私なりの表現を目指しています。
もう1曲ありまして、こちらは門下生の方からの申し込み。こちらは筝曲ではなく、ホントのポピュラー曲です。尺八も1尺6寸に始まり、1尺8寸、はては2尺3寸という(尺と寸は長さの単位です。無論数字が多いほど長いです)長~い尺八まで、3本を駆使し、1曲の中にも様々な景色を見せてくれます。楽しみです。



梅雨な頃

梅雨の型もさまざまでよくわからないのですが、個人的にも最近は「昨日雨降った」なんてことは即座に忘れてしまうので、大概どっちでもよくなったりして。
てなオオボケな感じで、5 月から今までなにをしていたかについて、発表します。

なんちゃって、ほんとに家にこもりっぱなしで、静かな静かな時間を過ごしていました。というと聞こえはよいが、結局なんにもしていなかった。っちゅうことで・・・・。

お筝はなにもしていませんでしたが、手芸をやっとりました。
昨年購入したブラウスが、着心地がよく、debu系をカバーしてくれるデザインだったので、とても気に入って他の柄を探したのですが。
ないのです。どこにも。売っていないのです。(;;)!?

驚くんでないかい?普通のところで、普通の値段(ウソ。めちゃ安い値段)で買ったから、いわゆる「今はやり」なんだと思っていたんだけど、ないんですねぇ、これが。

困ってしまった犬のおまわりさんは考えました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つ、つ、作る??????????????

それしかないんで。

チャレンジーーーーーーー!