2005年1月20日

きのうは三曲会の練習日

やはりなにかが変わった。
どの曲を弾いていても、心に余裕が生まれている。
爪の厚みというものがどういうものかわかってきた。

ピアニッシモへの怖さも少し減っている。
「うるさい」のではなく、フォルテでもピアノでも、厚みのある音。ていねいさ。

人の演奏を聞いていても、いい、悪いを感じてしまう。
曲想を自分で生み出していない人の演奏はたのしくない。

2005年1月6日

年明け。昨日、10日ぶりぐらいに練習した。

なにかが変わっている。上手になったと自覚した。

自分の思い描いていることをダイレクトに表せている気がする。
音も変わった。中根先生の出す「チュン」(これは私の勝手な表現だが、あこがれのチュンなのである)が、かなりの数出るようになった。どうやると出るのかなんてわからないけど「チュン」と、聞こえる。
速度キープ、丁寧なリズム刻み、体でわかる。
それを感じて弾くと、私のほしい音楽に近づく。

「空間」のスケールを変える。というのが、今一番難しい。

1曲の中で苦手な部分を、これまでは「技術的に難しい」とだけ思っていた。
でも本当はそういうことではないんじゃないだろうか。

その苦手な部分を、
「私は何色で弾こうとしているのか」と考えた。
何の色も浮かばない。

これってその部分を好きになっていないってことなんじゃないかなぁ。
好きじゃないって時点で、景色も、色も、匂いも、想像がつかなくなる。
そうなると悪循環。「わかんない」→「難しい」→「できない」。