1996年8月19日
都合9日間伊那で過ごしました。
一泊二日500円でお筝を借りたのはいいんですが、二日目いきなり右手が動かなくなって、もう痛いの何の。お箸も使えない有様で、温湿布をして練習出来ず。アリャアって感じで。
2~3日は大事をとってたけど、やらない訳にもいかなくてちょっとやると、その後は痛みが増すんです。雑巾も絞れなくて、とにかく激痛。
17日には返さないといけないので、かなり焦ったけど、少しずつやってるうちに、なんか開けそうな予感。
17日返す当日、ピカー!って感じで穴の中から突然抜けました。ほんとにほんとに長い夜が明けた気分。
全然音汚いけど、とりあえず生まれたんです。もう、嬉しくて嬉しくて・・・・・・育てなきゃ。
1996年8月19日
:箏日記↓, 第3章「海の青さに」絶望と覚醒の中で
1996年8月9日
ずーっと怠けてた訳でもないのですが、あんまりやってもいませんでした。無性に嫌になっていました。いわばスランプといやつですかね。
「海の青さに」をやるように言われて丁度一ヶ月です。
ランク、急に上げすぎてるんじゃないかなあ。
実際、誰も私が弾けるとは思わないでいてくれるとは思うんだけど、本当に弾けてません。一ヶ月もかかって、まだ弾けてません。
爪の皮が切れたので、直しました。初めて薦められるままにエナメルにしました。硬いせいか指に振動がそのまま伝わってくるので、しびれた感じになりました。幅もちょっと狭いので、相当深く入れないと抜けそうです。
1996年8月9日
:箏日記↓, 第3章「海の青さに」絶望と覚醒の中で
1996年7月30日
3日もサボっています。休んでる間、手首がキーキー痛かったです。ダレたまんま無理矢理やってもなにも生まれないかなと思ったりして。イヤ、すごいね私。何がじゃ!
1996年7月30日
:箏日記↓, 第3章「海の青さに」絶望と覚醒の中で
1996年7月25日
本日は腕が痛く、力技の曲はデレデレ弾けるのですが、細かい作業が出来ず、例によって「海の青さに」に至っては骨がギシギシ言ってる感じでとても弾けない状況で。
ああ、まるでこのノートが言い分け用と化しています。
1996年7月25日
:箏日記↓, 第3章「海の青さに」絶望と覚醒の中で
1996年7月24日
ここんとこ、梅雨が舞い戻ってきています。
「海の青さに」まだ出来ません。なんと「まだ」なんですよ。どうします?
NHKのオーケストラの人たちはどんな曲も譜面をもらって3日目にはステージで演奏するそうです。
N響じゃないんだし、プロじゃないんだし、と言い訳がましく思っているけど、情けないです。
画期的に上手くなって見たいよ。
すくい爪が汚い。糸違いをしてしまいます。
指の角度が不安定なんだというのはわかります。糸に負けてるんだろうと思う。
腕がフラフラで字も思うように書けてません。歯はずっと浮いたままで、硬いものが噛めません。漢字も出てきません。このごろ本も読んでません・・・・・・関係ないけど。
爪を換えて見たり、座り方を変えてみたり、あれこれやってみるんですけど、やっぱりそれもいい訳ですよね。
なんか物凄いヒントがあって、その通り弾くと全然楽勝だったりするのかなあ。んな訳ないか。ないわな。
最初の頃、力がほとんど要らない分楽だと思ってたけどとんでもない話で、テープのスピードで弾こうと思うと、腕と言い、手首と言い、指先と言い、すんごい力がいるんです。
大きい音を出すためじゃなくて、ただ正確な音を出すためだけで。フォルテシモは簡単。難しいのはピアニシモ。です。要するに全ての姿勢のキープのためのパワーが必要なんです。このパワーがなければスピードは絶対出せないんですね。
****私は考えない
考えることが出来るが故に****
そうなんです。考えてるようじゃだめなんですよ。
ついでに思い出したものを書いておきますね。
おお季節よ城よ
無傷な魂がどこにある ベルレーヌ
夢醒めて うつつの花の凄まじさ
なにに流せし涙なりけむ 棟方志功
花に酔う
ことも許さぬ もの想う 夏目漱石
1996年7月24日
:箏日記↓, 第3章「海の青さに」絶望と覚醒の中で
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