1995年11月20日

1995年11月20日

10日の一等星のステージはすくい爪が全然引っかからなくて 困りました。全体として、どうもここ一番と言うところで、貧弱にまとまってしまう気がする。小田さんの音に対し、響きが足りない感じで、どうにも情けな い。
18日日本文化交流会では、BGMのありかたを、みんなから教わった。
「六段」にしても「千鳥」にしても、静かにゆっくりと流してい く。着付けの説明に呼応するような演奏となったが、すべて山谷さんや、小田さんのとっさの対応である。
だが、弾いているうちに全体の流れ、会場、 客の反応、その中にいる私たちといったものが見えてきて、生演奏のBGMの凄さを感じた。
山谷さんの英語での解説。これもまた味わい深く、素敵な 英語で楽しく、絶品である。
みんなの芸の深さには感動してしまいます。
正統派の演奏会では得られない充実感がありました。