年明け早々~風邪菌君との格闘

急に風邪ひきました。
お正月ど頭の大きな仕事が終わって、4日後にダウン。
プシューって。電源とか、エンジンとか、いわゆる「落ちました~」って感覚です。

よく考えれば、前兆は随所にあったんでしょう。こっちが気づいていないだけなんですけどね。

朝食後、急に吐き気、腹痛の始まり。
2日後には、うちで湘南の自主練習。なんとか治さないとまずいんです。

ベットでじっとしていると、風邪菌君がどこにいるかわかります。
結構ちっこいんだけど、たんぽぽの綿毛みたいなやつで、毛の先端全部に、威力のあるカマみたいなものがくっついていて、私の胃の壁を削り取るような動作をします。
その時が「ギーッ!」って痛いわけです。

敵も一仕事終えると休憩に入るらしく、痛みはおさまり、私もうとうと。というのも、痛い瞬間は、耐えようとしてこっちも全身に力が入っているのでへとへとになってるんですね。

菌君は休憩を終えると、仕事を再開します。
さっきの壁はもう壊したので、当然位置は移動しています。
菌君の休憩が終わったことは、私には連絡がないので、うとうとの最中突然痛みが走るのです。
「フンギャー!」。

何分サイクルなのか最早わからないですが、それを繰り返すわけです。

そんな中、漢方薬があるのを思い出し、飲みました。

場所を移動しながら《ガリガリ》、「フンギャー!」の応酬を続けているのですが、菌君も漢方という大きな敵に阻まれ、ほんの少しづつではありますが、パワーが落ちていきます。
しかし、彼らも必死なのでしょう。《ガリガリ》攻撃をやめるわけではありませんから、こちらの「フンギャー!」も規模を縮小しながらも続いています。

時がたち、初めは胃の中にいた菌君が、やがて腸に突入です。
いいんですよ。いいんですけどね。物理的には始まるんです。体外に不要なものを排出する瞬間が。
《ガリガリ》・・「フンギャー!」・・「うとうと」・・「ジャー!!」。これは多忙を極めます。

頑張りました。20数時間の闘い。
死滅し、流れていったたんぽぽの綿毛のような風邪菌君。
色は白だったんじゃないかな。

一番すごいのは誰だったんでしょう。
風邪菌君か、漢方薬君か、はたまた私の肉体か。謎ですが、闘いは終わりました。

一抹の寂しさ・・・・は、ありません。