2002年12月16日

先日お筝仲間の息子さんの結婚式で演奏した。

スタッフに凄腕の人がいて、気配り、目配り、完璧。プロなんだなぁと、ここでも思った。

2002年10月7日

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右手に槌を持ち、左手にのみを持てば

   面はたやすく成るものとおぼしめすか

                   *******修善寺物語 夜叉王より

2002年9月17日

昨年10月、母が亡くなり、その半年後の今年4月義母が倒れた。
二人とも脳内出血だが、母は即死。義母は左手足に軽い麻痺を残し、認知症。しかし命は助かった。
その後義母の世話をどうするかでいろいろ検討した結果、うちに来てもらった。

どう世話をするべきか試行錯誤する毎日を過ごしている最中、夫が胆石で手術をすることになって。

そんなこんな、めまぐるしい中、瀬谷区の音楽会に参加することになった。

会場に行って、びっくり。
出演するどの人たちも、プロかと思うほどうまいのだ。
リハーサルを聞いて、私はすっかりその場に呑まれてしまった。

今まで味わったことのない緊張の舞台になってしまった。手首は硬く、ゆとりもない。首を振って合図を出そうとするのだが、体が全部くっついてきてしまう。
演奏中に他の人と自分を比較している心が静まらない。
終わったあとも、かなり長いこと震えが止まらなかった。

悲しすぎる。
一人でやってく!って、思ってたのに。
失うものなんてないから一番下だって平気だ、って思ってたのに。
テクニックじゃない。心のある暖かい音が出せればいいんだって思ってたのに。
私は私の道を行くんだって決めたと思ってたのに。

私の決意なんて、信念なんて、上手だと思う人たちの前であとかたもなく崩れ去って、人と自分を比較して、そして落ち込んで、ありもしない見栄を張ろうとして、そして勝手にズタズタになった。

終わったあと手術の済んだ夫の病院に寄った。
「もう一度基本からやってみれば?」といわれた。

2002年4月15日

湘南の春、今回は「茶音頭」。
後唄の少し前、お筝を弾いて一番てこずるところの基本練習

速度を半分以下に落として弾く。
遅くした速度を保ち、しかも押し手を正確に弾くこと。
また、指揮の一振り目で速度をキャッチする練習。

即座に対応できたので、褒められたが、これは基本で、「できて当たり前」でなければ演奏はできないと思う。
この練習法を忘れずにいたいと思う。

2002年4月2日

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部下がついてくるかどうかは
       リーダーが苦しんだ量に比例する

一人の天才がいたってだめだ
      凡人の力を合わせれば必ず大成する

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