おさらい会に向けて

昨年は7月で止まってます。
予定表を見たら、整体に通ってますね。
左手の激痛でした。掛け押しができなくて。
秋に茅ヶ崎三曲会で17絃をひくことになっていてそこに出てくる掛け押しが出来ないんです。
結局その部分は亜佐佳さんのソロになったのですが・・・・。

そうこうするうち、おさらい会の個人曲を決めなければならず。
これはいつも悩みます。
お稽古していると、いつもその曲が大好きになってしまい、「何を」と言われると全く選べないんですね。
先生に候補を挙げていただくのですが、最終的に「さらし風手事」に決めました。
この曲は昨年候補に挙げて頂いたのですが、とてもとても弾く自信もなく、同時に候補に挙がった「奈良の四季」のほうが今の自分に合ってるように思ったので、そちらを選びました。

今回は、なんだか挑戦してみたくなって「さらし」を、と。

いつまでたってもできません。悲しいぐらいできないです。

でも。でもなんですが、ちょっとづつ手が回り始めました。
夢中になって、大汗をかいて練習していると、「あれ?ここ弾けてる」という現象がそれこそちょっとづつ増えて行ってます。
お稽古にいくたびに大量の注意を受けるのですが、それでも本当にすこしづつですが手が動くようになっています。
唄がないのですから、その分楽なはずですが、そんな単純なものでもなく。
音色、リズム、スピード全部を自分なりにでも自在にしたいとおもってはいるのですが。

当分生みの苦しみは続きます。

でも、演奏する日は決まっているのです。

怖いなぁ。

 

更なる変化……進化?

6月後半からお稽古再開。

お筝のお稽古は、初期段階ですっ飛ばしてしまったため、「六段」です。
お稽古3回目で一応終了の運びとなりました。
最後のお稽古で全体的な注意をいただきました。

細かいことは別として、基本的に姿勢の問題がありました。
改めて姿勢を直したら、なんか新感覚に襲われました。
あれ?と思いつつ自主練。
弾きにくかった手の感じが違います。楽になりそうです。

これまでいろいろ注意されていた、いわゆる「癖」が、なんか減っていきそうな感じ。自然な雰囲気。注意されていたことの本質が、今メラメラと理解できそうな感じ!

そしてそして。音が劇的に変わった気がするんです。

先生のところに行き始めたころ、友人に「音が変わった」と言われたことがあるのですが、自分としてはまったくピンと来ず。
厚みのある音を出さなきゃだめだと教わっていたし、「六段」終了時、「楽器全体が鳴って来たよ」とは言っていただけたのですが、それとはまた違う変化な気がします。

「音」が「抜ける」感じ。

なんでだろ。ほんとかな。って思うから何度もいろんな姿勢で試してみるのですが、明らかに違うんです。

変化したのか、そしてあわよくば、これは進化なのか。

今後のお稽古で、先生からなにか言われるまでは安心できないけど、違うのだけは感じています。(これも「今頃?」って類ですが)

三絃は、まだ「これだ!」がつかめていません。

 

 

病院三昧

昨年夏から、長い間病院とお友達状態が続きました。
腎臓結石、大腸ポリープ、歯肉炎、ドライアイ、とどめに白内障。
すべて要治療、又は手術です。

こんなにまとめて来るもんなんですかねぇ。びっくりしますよ。
治療の必要な病気だけは、頑張っても一人では克服できないです。
人の手助けが必要です。

とりあえず、医学に頼り、全部クリアしましたが、ほぼほぼ1年。長かった・・・・。

そんな中、茅ヶ崎三曲会の演奏会があり、友人の代理で一人BGMあり(30分という依頼だったのが、結果1時間半以上弾いていました。ネタ切れで四苦八苦)、叙勲祝いあり、おさらい会あり。

その時その時は一生懸命だったけど、体調の不安も手伝って、そぞろな気分だったかもしれません。

やっと平和な日々が戻りましたが(あぁ、いつまでもつんだろ)、次回のお稽古に向け自主練開始。

白内障の手術が両眼だったので、なんやかんやで一か月ほどサボっていた報いに襲われています。特に三絃弾けません。あせります。

 

 

 

 

変化って…その2です

また、変化が起きたんです……。

唄です。

ず~っと、先生と自分の唄が違うのはわかっていました。
気にしていました。
嫌だなぁって思っていました。

だけど、どこが、どう違うのか。なにがいけないのか。
注意されれば、ああ。って反省するんだけど、次のお稽古ではまた違うところを注意されて、の繰り返し。
歌詞をよく見て、読んでみて、理解しようと頑張ってたつもりなんだけど、やっぱり次のお稽古で注意される。

自分の録音を聞いてみても、「下手だ」とは思うし、先生と全然違うのもわかってはいるんです。
でも先生との差は仕方ないかなって。あれはキャリアだよな。って。
いつかあんな風に歌えるようになりたいなって。

だけどこの頃少し嫌になってました。
気を付ける方法がわからない。
やはり願わくは、注意される回数を減らしたいわけです。

絶望感にさいなまれ始めていました。
「注意されるまで気づかない」ことが最も悲しかった。

しっか~し!!

わかった!!!!!

自分のしていること。していないこと。メラメラメラメラ!

ピッカーンって。

なめらかに、歌詞考えて、言葉として成立するイントネーション。
どうしたらそうなるか!

見えたらポロポロほどけてくるんです。

お稽古のとき、「母音がだいぶ気にならなくなったね」と先生から。

嬉しくて嬉しくて、お稽古ノートに書いていてふと気になり、ノートの初めから読み返しました。

なんか胸騒ぎみたいな。

!!!たしかにそれはありました。
「なめらかに、歌詞考えて、言葉として成立するイントネーション」
最初のお稽古で言われていました。

あ”~!って。
へこみます。
なんで?なんで理解できなかったの?
なんで1年半もかかったの?
うわ~!一体どんな能力が必要だったの?
 トロすぎる自分に腹が立ってくる。情けない。

発見して嬉しいんだけど、同時に悲しいんです。あ、先生のほうがもっと悲しいのかなぁ。「なんて鈍い奴だ」って。

複雑な気分です。

が、悲しいだけでは嫌だから、やっぱここはひとつ
「気づいたとき」が「生まれたとき」式で行こう!
オギャア。
新生児、明るくいこう!

茅ヶ崎三曲会を終えて

11月12日は茅ヶ崎市で演奏会。

宮城道雄の「舞踏曲」のⅢ筝と、池上眞吾作曲の「すずかけ短夜~星空に咲く一輪花~」の17絃をさせていただきました。

どちらも初めての曲です。

舞踏曲は、Ⅰ筝のオクターブ下という調弦で、それでなくても低いのに、五とか七の連続の押し手という個所があり、しかも掛け押し禁止。プラス、三の押しや、更に一か所ですが、二の押しがあるのです。

こけそうな距離感(;;)

その部分は暗譜必須でした。
でも、合同練習中、他のパートを見ると、どのパートも簡単なわけではなく。みんなすごいな~って。

オープニングの曲だったので、無事終えて若干ほっとしてほかの曲を聴いたりして。

私の参加した2曲目は「すずかけ短夜」。
17絃は4人。ただ会場の関係で舞台が少々小さめで、キツキツ。
そんな中、いよいよ始まりました。

8小節くらいいったところで気が付いた!!!!!!!!

ガビ~ン!!!!

事件です。あ~~~~~~~~。

ワタシ、腕時計………つけたまま・・・・・・・・・・・。

気づかなければよかったんです。気づいても、気にしなければよかったんです。

だけど。うろたえてしまいました。衣装は白なのに、時計のベルトは柄物だし。外したい。外せない。チャンスはどこにある?

結局各パートソロのカデンツァで外しましたが、あとでビデオ見ても、全く見えていなく。舞台がキツキツなので、私がいることすら客席からはよくみえてもおらず…チャンチャン。

笑えます。自意識ってどこに持てばいいんでしょう。
テーマの残る演奏会とはなりました。ハンセイシテマス。

 

 

 

 

 

 

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